Act-1 混成団から旅団へ
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北澤防衛大臣より連隊旗を授与された第51普通科連隊長 中西信紀1等陸佐
★ACT-1 混成団から旅団へ改編

★中国漁船による尖閣諸島での問題で急遽注目を浴び始めた南西地域だが、平成23年度防衛予算では部隊配備等に係る検討が盛り込まれた。それら揺れ動く国際情勢を早期に予測した陸上自衛隊ではこれまで西部方面隊隷下の第1混成団が本年3月に第15旅団として発展的改編を行った。
 沖縄という特殊な地理的要因と歴史を持つ同地域に発足した第15旅団の新編行事とともに数回に分けて沖縄における陸自航空を数馬康裕の取材により紹介する。

 平成22年3月26日に挙行された第15旅団新編行事は、北澤俊美防衛大臣臨席により以下の行事内容により自衛隊旗授与式が挙行された。
自衛隊旗授与式式次第
@ 部隊入場(1040)
A 整列完了(1045)
B 来賓入場(1048)
C 旅団長臨場(1100)
D 西部方面総監臨場(1102)
E 陸上幕僚長臨場(1103)
F 防衛大臣臨場(1104)
G 開式の辞(1105)
H 防衛大臣登壇、防衛大臣に栄誉礼、防衛大臣降壇(1105)
I 国旗入場、国旗に敬礼、国旗定位(1109)
J 自衛隊旗授与(1114)
K 防衛大臣降壇(1120)
L 巡閲(1121)
M 防衛大臣登壇、防衛大臣訓示、防衛大臣降壇(1125)
N 第51普通科連隊長答辞(1127)
O 観閲行進へ移行(1131)

 昨今の世界情勢、南西の地においては、その脅威に対して現実的な側面がある。この新編により更なる防衛の強化が図られることになるが、その機動性を生かした民生への協力体制も円滑且つ迅速になる。 那覇駐屯地の観閲式場に整列した部隊を前に、第15旅団の基幹となる第51普通科連隊長 中西信紀1等陸佐へ第7代北澤俊美防衛大臣より自衛隊旗授与が行われた。第1混成群から第51普通科連隊へ改編により、より迅速な事態対処が可能となるのは言うまでもない。
 沖縄は米軍問題と普天間移設で紛糾していることは言うまでもないが、式典へは米軍関係者も多数参列した。沖縄の地において自衛隊と米軍の協力関係は、必要不可欠ではあることは言うまでもない。第15旅団の新編により今後 の相互協力関係が期待される。 自衛隊旗授与後、北澤大臣は整列した部隊を巡閲し、訓示を述べた。
「第51普通科連隊の編成完結に伴う自衛隊旗授与式において内閣総理大臣から交付された自衛隊旗を授与し連隊長中西1佐以下隊員諸官の逞しい姿を前に初心の一端を述べる機会を得ましたことは私にとって大きな喜びであります。また併せて本日第15旅団の編成が完結し陸上自衛隊が新たな体制に移行すると言う場面に立ち会えたことは誠に感慨深いものがあります。諸官も承知の通り陸上自衛隊各部隊においては我が国の防衛・警備の即応性・実効性が求められると共に災害派遣はもとより国際平和協力活動への派遣が予想され陸上自衛隊の真価がとわれることになります。とりわけ第15旅団には南西諸島の地理的特性を踏まえゲリラや特殊部隊による攻撃や島嶼部に対する侵略、大規模災害などの各種事態に実効的に対処することが求められております。隊員諸官にあっては自衛隊に対する国民の関心と期待が高まっているときにこそ更に気を引き締め日常の隊務遂行を通じて地元との雄和を図ると共に人格の陶冶に努め尚一層の国民の理解と信頼を得られるよう努力していただきたいと思います。ただ今内閣総理大臣から交付された自衛隊旗を授与したところでありますが第51普通科連隊の隊員諸官にあっては中西連隊長のもと一致団結し任務の遂行に全力を尽くしていただきたいと思います。また、第15旅団長・反怖将補を核心として旅団としての新たな歴史を築き上げていかれることを切望致します。」防衛大臣 北澤俊美(要旨抜粋)

 この訓示に対し、連隊旗を受領した第51普通科連隊長 中西信紀1等陸佐は答辞で「本日は連隊旗授与の名誉を賜りましたことを連隊を代表して心より御礼申し上げます。第1混成群は昭和47年沖縄が本土に復帰したその年、最初にこの地に降り立ちここ那覇駐屯地を開設いたしました。当時駐屯地開設の苦労も多く、それから38年諸先輩方の努力また何よりも沖縄県民の皆様の明るく快わな心、苦難を乗り越え海のように広く深い真の強さを持つ包容力で我々を受け入れてくださいました。沖縄には新たな時代の配当の時期にさしかかっていると思います。我々第51普通科連隊は更に訓練任務に励み日本国民の信頼そして何よりも沖縄県民の皆様の信頼を重ねていく所存であります。本日は有難うございました。」と述べ、旅団改編に伴い新編された第15偵察隊、第15施設中隊、および第15通信隊を含む隊員約705名、車両約152両、航空機7機による観閲行進へと移った。

Report and Photos by 数馬 康裕

KITAZAWA
訓示を述べる北澤防衛大臣
Guest
式典に参列した多数の関係者
15B Units
新編部隊も加え整列する第15旅団の各隊
Commander
第15旅団初代旅団長となった反怖 謙一陸将補
Camp Gate
駐屯地正門も第15旅団となり
15B HQ
司令部庁舎も新設された
51BT
観閲行進は改編された第51普通科連隊の隊旗を先頭に開始された
101EOD
今も続く不発弾処理は第101不発弾処理隊
15Com Unit
新編された第15通信隊
15Avn
上空からは第15飛行隊が観閲飛行を行った
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